2・玉御殿(たまうどぅん)
伊是名島の玉御殿(いぜなたまうどぅん)は、琉球王国第二尚氏王統の始祖である尚円王の家族や親族が眠る聖なるお墓です。
伊是名島の南東、伊是名城跡の北側の麓に位置しています。
歴史
1688年、尚円王の息子である尚真王によって、現在の石造りの墓に改修されたと伝えられています。築造年代が明らかな琉球王家の墓所としては貴重な存在であり、2017年には国の重要文化財に指定されました。
特徴
破風墓(はふうばか): 屋根が三角形になっている独特の形をしたお墓です。
二つの墓室: 内部は東西に分かれており、東室には中国産の輝緑岩でできた立派な石の棺(厨子石棺)が二つ安置されています。正面の壁には牡丹や獅子などの美しい彫刻が施されています。西室には、尚円王の父である尚稷(しょうしょく)や、姉、そしてその子孫たちの遺骨が納められています。
格式高い建築様式: 中国産の石材が使われるなど、琉球王国時代の格式高い建築様式を今に伝えています。
伊是名玉御殿は、琉球王国の歴史を知る上で非常に重要な文化財です。第二尚氏王統のルーツである伊是名島において、王家にとって特別な意味を持つ墓所であったと考えられています。
アクセス
仲田港から車で約3分
伊是名島を訪れた際には、ぜひ玉御殿を訪れ、琉球王国の歴史に触れてみてください。
(本記事の一部はAIを活用して作成しています。)
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